ヒトの発がん例は皆無です。
国際ガン研究機関(IARC)の評価でも安全性が認められています。
また、ガラス繊維はアスベストとは異なり、結晶ではないので、体内には残りません。
万一、施工中に吸い込んだとしても、肺に入り込みにくく、入り込んでも体液に溶け易く、短時間で体外に排出されます。
詳しくは、硝子繊維協会ホームページ「グラスウール(短繊維)の安全性」をご覧ください。
チクチクするのは、直径4〜8ミクロンの繊維が皮膚にくっついて表面に物理的な刺激をあたえ、一過性のかゆみを感じさせるからです。
ウールのズボンやセーターが素肌に触れるとチクチクするのと同じ現象です。
不快な刺激を避けるためには、加工や施工作業の時皮膚をガードする手袋や長袖の着衣、保護メガネや帽子などを使用することをおすすめします。
チクチク感じたら、かかずに温水と刺激性のない石鹸でそっと洗い流してください。
グラスウールに触れると皮膚、目、のどや鼻などに一時的なかゆみや痛みを引き起こすことがあります。
取扱い作業をするときには、長袖で袖口がしまり、かつゆったりとした衣服、防じんマスク、帽子またはヘルメット、保護手袋、ゴーグルや保護眼鏡を着用してください。
廃材は袋詰めして産業廃棄物として処理してください。
グラスウールの残材や廃材は、直ちにポリ袋などに入れて密封し、粉じんが飛散しないようにしてください。
作業後の現場の清掃には、粉じんが舞い上がらない真空クリーナーの使用が最適です。
なお、ビル建築においては、分別回収によりリサイクルが可能です。
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