地球環境の保護を考える上で、廃棄物削減は重要な課題です。グラスウールは原料にリサイクル資源を使用しており、製品になった後も再生利用可能な循環型資源の特性を備えています。産業廃棄物の約2割を占める建設廃棄物削減に向けて、より耐久性の高い住宅建築とリサイクルの両面から、グラスウールは貢献できます。
グラスウールは家庭から回収されるガラスビン等の資源を主原料として製造されています。また、製造過程で発生した端材や廃材も原料に再利用しています。グラスウールは主原料の90%以上にリサイクルガラスを使用しており、環境にやさしいリサイクル製品です。
建設廃棄物の減量に向けて、グラスウールメーカー各社は、環境大臣の「広域認定制度」の認定を取得して、建設廃棄物のリサイクルに取り組んでいます。
グラスウールは性質が安定しており生活環境上の支障を及ぼすおそれが少ないと考えられる安定型産業廃棄物に分類されます。そのため、廃棄する際は安定型最終処分場に埋め立て処分されます。
それに対して、埋め立てた時にしみ出す水が地下水などを汚染する可能性のある産業廃棄物は管理型産業廃棄物に分類され、管理型処分場に埋め立て処分されます。例えば、新聞古紙を再生利用したセルローズファイバーは自然に優しいイメージがありますが、管理型廃棄物に分類されます。管理型処分場では、埋立地から出る浸出液による地下水や公共水域の汚染を防止するための設備が必要となります。
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