[企業情報]
本社:東京都東大和市仲原2-1-7
代表者名:小林 伸一
事業内容:木造注文住宅建築
TEL:042-565-5671
ホームページ:http://www.kobaken.co.jp
マイスター認定者 2名
東京の多摩地区に位置する東大和市で、付加価値の高いローコスト住宅の建設を通して地元の信頼を勝ち得ている小林建設。
営業マンによる営業はしない、モデルハウスもつくらない、をモットーに「職人集団」と自負する小林社長にお話を伺った。
2009年秋に棟梁と建築士の5名が施工技術講習会に参加。
そのうち2名が認定試験に挑戦し、共に満点で合格した。
代表取締役社長 小林 伸一 様
小林建設は、毎月のように開催される現場見学会を通して年間50棟に及ぶ注文住宅を受注している。
「数年前から見学会に訪れるお客様が変わってきた。これまで参加者の少なかった構造見学会への来場者が増え、構造や施工への関心が高まってきたことを肌で感じる。断熱についても興味を示すお施主様も出てきた」と語る小林社長。
小林建設では、長年グラスウール充填断熱を標準仕様に、お施主様のニーズによってはウレタンの吹き付けや外張り等の工法にも対応してきた。
「あるお客様から『グラスウールは悪い断熱材ではないか』と言われた。壁の中でズリ落ちてしまったり、結露が発生している状態をテレビや雑誌で目の当たりにして、グラスウールに強い不信感を持ってしまったようだ。プロの目から見ると、原因は施工にあることがわかるが、一般のお客様にはそうは見えない」この一言から改めて職人たちの断熱施工を見直してみると、施工方法が大工によって微妙に違うことに気がついたという。
"ちゃんとした施工法があるなら、ちゃんと学んでみよう"それが講習会参加の動機となった。
タイミング的にも非常に良かった。受講後まもなくエコポイント制度がスタートし、小林建設の誰もが胸を張って次世代省エネ基準対応の断熱施工を行えるようになっていた。
「講習会に参加したことで、職人全員が断熱施工にまったくストレスを感じなくなっている。自信を持って施工できるようになると、お施主様への説明にも説得力が出てくる。結果、信頼性も高まった」現在受注物件のほぼ100%にエコポイント対応が求められているという。
「単にエコポイントがつくから得、と依頼してくるお施主様もいるが、だんだんその意味に気がつき、基準に対する認識や価値観も高まってきている。今後、次世代省エネ基準対応は常識になると思う」。
小林建設ではグラスウールによる次世代省エネ基準の断熱施工を標準仕様にし、さらにその上の断熱仕様もオプションとして用意する準備をしているという。
「グラスウールを使用してきた最大の理由は、これまではコスト面の有利さだったが、最近の次世代省エネ基準対応商品は施工性の面でもとてもよくなっている。グラスウール独特のチクチク感もなく、気密もとりやすい。価格的にもそれほど大きな負担増にならず、次世代省エネ基準対応にできるので、お施主様にアピールしやすい。今年はエコポイントもついているので、さらに有利」と小
林社長。
この冬建て替えをしたお施主様のお宅を訪問した際、その住み心地の違いに大感激され、正しく断熱施工した次世代省エネ基準対応の住まいが想像以上の快適さをもたらしてくれることを知ったという。
「これまでは暖房をしている部屋以外は寒くて一歩も出たくなかったのが、この家はリビングのエアコン1台で家中があたたかい」とお施主様。施工の重要性を改めて全社で確認できたと語ってくれた。
我が社のマイスター紹介
2009年認定取得 二級建築士 梶野 謙太郎 様
大工を13年経験して建築士に。主に設計と現場監督を任されている。
家づくりの現場では、これまで断熱材は入っていればいいという程度で、重視されているとはいえなかったという梶野さん。
ある時、お客様との会話から断熱施工に疑問を抱き、建て売り現場などを見て歩いたところ、その施工のばらつきに驚かされたという。
社長からの提案もあり、講習会に参加。迷うことなく認定試験にもチャレンジ。「決してやさしいとは言えなかった。でもやるからには満点を取るつもりでやった」という梶野さんは見事100点合格!
講習会を受けただけでもみんなの意識が変わった。施工が変わった。
「正しい施工はきれいだ。一目でわかる。だからお施主様も施工を見ただけで安心していただける。
それだけの説得力があるんですね。認定を取得したことで、お施主様へのきちんとした説明ができるし、自信にもつながった。
『弊社の断熱施工は常に完璧!』という自信、持てるようになりました」
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