グラスウールは家庭から回収されるガラスビン等の資源を主原
料として製造されています。また、製造過程で発生した端材や
廃材も原料に再利用しています。グラスウールは主原料の80%
以上にリサイクルガラスを使用しており、環境にやさしいリサ
イクル製品です。
産業廃棄物の平成23年度総排出量は約3億8,121万トン。その
うち建設廃棄物は約7,540万トンと全体の19.8%を占めていま
す(平成25年12月環境省報道発表資料より)。こうした建設廃
棄物の減量に向けて、グラスウール各メーカーは、環境大臣の
「広域認定制度」の認定を取得して、建設廃棄物のリサイクル
に取り組んでいます。
グラスウールは性質が安定しており生活環境上の支障を及ぼす
おそれが少ないと考えられる安定型産業廃棄物に分類されま
す。そのため、廃棄する際は安定型最終処分場に埋め立て処分
されます。
それに対して、埋め立てた時にしみ出す水が地下水などを汚染
する可能性のある産業廃棄物は管理型産業廃棄物に分類され、
管理型処分場に埋め立て処分されます。例えば、新聞古紙を再
生利用したセルローズファイバーは自然に優しいイメージがあ
りますが、管理型廃棄物に分類されます。管理型処分場では、
埋立地から出る浸出液による地下水や公共水域の汚染を防止す
るための設備が必要となります。